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2012/3/11 yokohama

ときどき、訳もなく振り返る。

過去ではない。
歩いて来た道を。ただ単純に振り返る。

前方だけでなく、後方にも、
振り返らなければ気付かない風景、光景はある。

だからどんなに急いでいても、出来たらなるべく振り返る。
願わくば、そのくらいの余裕を持って暮らしたい。

少し陽が長くなったと感じられてきた夕方に、
なんとなしに振り返った西の空が、好きな感じの色に染まっていた。
結局そのあと、東へ東へと向かいつつも、西の空にカメラを向ける。

家路に帰る人々は、その空に気付いただろうか?

振り向かなければ気付かない、もったいない風景に囲まれて、
僕はヨコハマで暮らしている。
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2009/4/8 yokohama-oookagawa
AYPC(Alao Yokogi Photo Club)のワークショップに参加した2009年春の最初の宿題が、
「私の桜」だった。

開花する桜、満開になる桜、夜桜、散る桜…。

何枚も何枚も撮った中で、自分の「桜」とは何か?
そう考え、悩みながら選んだ一枚の写真がこれだった。

もう桜は終わりだなぁ…と思った矢先に出会った光景。

この年以来、咲き誇る桜よりも散っていく桜に何故か惹かれてしまう。
満開の桜に出会うたび、散り際はいつだろうかと推測する。
実はこの年以来、これほどまでの光景には出会えていないので…

一日早くても、一日遅くても、こういう光景には出会えない。
だからこその…私の桜…その一枚。

ところで、この花びらの大群は、どこへ流れていったのでしょうか?